1号機格納容器下部で高線量

(05/31 12:33 NHK配信)

東京電力福島第一原子力発電所1号機で、格納容器の下部に、1時間あたり、およそ2400ミリシーベルトという、周辺と
比べて放射線量が局所的に非常に高い場所がみつかり、東京電力が原因を調べています。

福島第一原発1号機では、去年11月に格納容器下部で初めて水漏れが発見され、具体的な損傷か所を特定するためロボッ
トによる調査が今月27日から始まり、これまでに格納容器につながる配管の途中で水漏れの大元とみられる場所がみつ
かりました。

30日は、水漏れがみつかった場所とは反対側でも調査を行った結果、東京電力によりますと、途中に保温用の配管のカ
バーのようなものが落下して行く手を遮り、その先の調査ができなかったということです。

さらに、その付近では、1時間あたりおよそ2400ミリシーベルトという、局所的に非常に高い放射線量が確認されたと
いうことです。

今回の調査で、この付近ではこれまでのところ水漏れは確認されていませんが、周辺よりも数倍以上高い放射線量が計
測されていることから、近くに強い放射線を出すものがあるとみて東京電力が原因を調べています。