30キロ圏外避難、最大32時間 島根原発事故時、2県が推計

(5/30 23:57 時事通信配信)

島根、鳥取両県は30日、中国電力島根原発(松江市)の重大事故発生時、原発から半径30キロ圏に住む住民約47万1000人が圏外に避難する
までに、最大32時間45分かかるとの推計を、同日の原子力防災会議で明らかにした。

推計の対象は、原発から半径5キロ圏内の約1万1000人と、5〜30キロ圏の約46万人。推計によると、30キロ圏内の住民が車やバスで段階的
に避難した場合、積雪が予想される冬の平日昼間は、全員が圏外に出るまで32時間45分と最も時間がかかる。夏の平日昼間などを想定した
「標準的ケース」では、27時間50分かかる。