規制委、9月までの結論困難 大飯原発の断層調査


(7/28 19時05分 共同通信配信)

原子力規制委員会の調査団は28日、2日間にわたる関西電力大飯原発福井県)の3回目の
断層調査を終えた。終了後、島崎邦彦委員長代理は、運転中の3、4号機が定期検査入りする
9月までに結論をまとめるのは困難との見通しを示した。

規制委は、新基準との適合性を評価して9月まで運転継続を認めたが、断層は評価の対象外。
関電は定検後の再稼働を目指し安全審査を申請しているが、規制委は断層調査の一定の見解
がまとまるまで審査を進めない方針のため、開始が遅れる可能性が出てきた。

調査団は、今回参加できなかった有識者2人が別日程で現地調査した上で、評価会合を開き、
結果を議論する。