原燃「安定運転できた」と報告 固化試験終了で

(7/26 20時23分 共同通信配信)

日本原燃は26日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で実施し、5月に終了した
「ガラス固化体製造試験」の結果について「安定した運転ができた」とする報告書をまとめ、
原子力規制委員会に提出した。

原燃は規制委に「工場完成前の検査を早く受けたい」とあらためて要望したが、規制委は
核燃料サイクル施設に関し、12月までに施行する新しい規制基準の合格後に検査する方針。

原燃が今年10月とした工場の完成は遅れる公算が大きい。試験は、原発で使った核燃料から
ウランやプルトニウムを取り出した後に残る高レベルの放射性廃液を、専用の炉でガラスと
混ぜて固める工程で実施された。