東電「技術的に高度」 汚染水対策の凍土案

(5/31 21:28 時事通信配信)

東京電力の尾野昌之原子力・立地本部長代理は31日の記者会見で、政府の委員会がまとめた福島
第1原発の汚染水処理対策について、「技術的にチャレンジングな(高度な)要素があり、今後
具体的に検討されると聞いている」と述べた。

対策の目玉として、建屋周囲の地下の土を冷凍機で凍らせ、地下水流入を防ぐゼネコンの提案が
採用されたが、地下に粘土や砕石の壁を築く方法と違って常に電力が必要となる。尾野代理は
津波対策や長期的な運用コストは「今の段階では分からない」と評価を避けた。