東電、汚染水を海へ処理後放出 東電「合意得ながら」

(1/24 21時23分 共同通信配信)

東京電力は24日、福島第1原発で増え続けている放射性物質を含んだ汚染水について、処理装置で
放射性物質を除去した後に海に放出する方針を明らかにした。廃炉計画が妥当かを議論する原子力
規制委検討会で説明した。地元の反発も予想され実現は不透明。

東電は「法令で定められている濃度未満に処理し、関係者の合意を得ながら行う」と説明。これまで
は「関係省庁の了解がなければ行わない」としていた。福島第1原発では、原子炉に注水し燃料を冷
却。使い終わった水は放射性セシウムを除去して再び原子炉で循環させている。原子炉建屋には汚染
水が増加、貯蔵タンクを追加設置してしのいでいる。