バイオアッセイ法による内部被曝検査(備忘)

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筆者のバイオアッセイ法による内部被曝検査(体内に取り込まれた放射性物質は、その一部が老廃物とともに
体外に排出されることから主に尿を分析し測定する)の結果が出た。

I131  検出下限値以下 (検出下限0.017 Bq/kg)

Cs134  検出下限値以下 (検出下限0.016 Bq/kg)

Cs137 検出下限値以下 (検出下限0.018 Bq/kg)


前回と同様民間の分析機関に依頼し、Ge半導体検出器による分析である。前回もかなり低い検出下限で検出
下限値以下だったが、当時と異なるのは平日の昼食がすべて外食になったので、もし検出されたとしたら外食
由来だろうと予測していた。外食をしない家族は自作の弁当持参なので、家族が検出される可能性はさらに低い
ということだ。ちなみに食材は、サンプル測定でも良いから測定を実施している企業から購入し、産地は参考
程度である。海外産を購入することも少ない(だいたい海外にも原発はあるのだ)。そして幸いなことに、家族
はもともと高リスク食品とされるもの(熊肉・鹿肉・猪肉などジビエ、茸、山菜など)を好まず、食卓に出さな
くても何の不都合もない。

ちなみに、検出された事例などあるのかと少し調べたら、2011年夏に同じ分析機関に依頼した実例が見つかった。
当時東京23区内在住の小学生で、Cs134+Cs137が0.6 Bq/kg。自宅での食生活は不明だが、学校給食は食べていた
(牛乳のみ断っていたとのこと)。