雨漏りで分電盤ショート 「凍土壁」停止の停電 福島第1

(6/29 19:14 時事通信配信)

東京電力は29日、福島第1原発で28日未明に発生した停電は、建物の雨漏りなどで分電盤に水が入ってショート
したことが原因と発表した。ショートした分電盤は現在使われておらず、長期間放置されていたため建物の劣化
が見過ごされていた。東電は再発防止に向け、使われていない電気設備の点検を検討する。

28日の停電では、土壌を凍らせて1〜4号機建屋への地下水流入を抑制する「凍土遮水壁」の冷却装置が一部停止
したほか、汚染水処理装置も止まった。冷却装置は同日午後に機能を回復、停電が続いている下請け企業向けの
休憩施設は30日に復旧させる予定。