営業運転8月25日にも 伊方3号機、四電が調整

(6/29 19:33 時事通信配信)

四国電力が、来月に再稼働を予定している伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について、8月25日ごろ営業運転へ
移行する方向で調整していることが29日、分かった。当初は8月中旬の予定だったが、再稼働に必要な使用前検査
に時間をかけているため見直した。

3号機では今月27日、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料16体を含む核燃料157体を原子炉に搬入する作
業が完了。安全に起動するための設備を点検し、トラブルがなければ7月26日ごろ再稼働させる見通し。

同機は2011年4月、定期検査のため停止。MOX燃料を使ったプルサーマル発電を行い、営業運転に移れば年250億円
程度の収益改善効果が見込めるという。