高浜3、4号機核燃料取り出しへ 再稼働めど立たないと判断 関電

(06/17 17:28 時事通信配信)

関西電力は17日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の核燃料計314体を8月上旬から順次取り出すと発表した。
津地裁で同日、高浜3、4号機の運転差し止めを命じた仮処分決定に対する執行停止申し立てが却下されたこと
を受け、当面、再稼働させるめどが立たないと判断した。核燃料取り出しにより、原発は管理が容易になる一方、
再稼働には一定の時間がかかることになる。
取り出しは4号機が8月上旬、3号機は同月下旬を予定。それぞれ約3週間かけて原子炉容器を開放した後、3日間
程度で取り出しを完了する。同社は「安全確保に万全を期す」としている。