東芝、原発損失3000億円 子会社売却で赤字縮小

(4/22 11:00 時事通信配信)

東芝米原発子会社ウェスチングハウス(WH)の事業価値が低下したとして、2016年3月期連結決算に3000億円弱の
損失を計上することが22日、分かった。一方、過去最大となる純損失は、医療機器子会社の売却益を計上するため、
当初見込んでいた7100億円から5000億円規模に縮小する見通しだ。

東芝は従来、WHの事業価値を3500億円程度としてきたが、原発事業をめぐる経済情勢の変化で収益性が落ち、それ
だけの価値が見込めないと判断。会計ルールに従い減少分を損失として処理する。

最終的な損失額は監査法人と協議中で、業績予想の修正発表は取締役会が開かれる26日以降になる。