志賀1号機も不適切敷設 安全設備系ケーブル 北陸電

(11/24 17:19 時事通信配信)

北陸電力は24日、志賀原発1号機(石川県)で安全設備に関わるケーブルが不適切に敷設され、規制基準に反して分離されていなかった
と発表した。ケーブルをめぐっては東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)などでも、不適切な敷設が判明している。

北陸電によると、柏崎刈羽の問題を受けて10月22日から調査を始めたところ、志賀1号機の中央制御室床下のケーブル3本が本来の場所
からはみ出していた。再稼働の前提となる審査を申請した2号機についても調査している。

安全設備に関わるケーブルは、火災対策として分離することが規制基準で定められている。柏崎刈羽6、7号機は沸騰水型原発で優先審査
の対象となったが、計296本のケーブルが分離されていなかったことが判明。審査中の中部電力浜岡原発4号機(静岡県)でも同様の問題
が見つかっている。