米、19年ぶり原発稼働認可 東電事故後の新指針で初

(10/23 14:27 時事通信配信)

【ワシントン】米原子力規制委員会(NRC)は22日、テネシー州ワッツバー原発2号機の稼働を認可したと発表した。米国では
1996年の同原発1号機以来の稼働認可で、NRCは「2011年の東京電力福島第1原発事故を受けて策定した新安全指針を満たす初の
原発」と説明している。
 
テネシー渓谷開発公社(TVA)のワッツバー原発2号機は、東芝傘下の米ウェスチングハウス製の加圧水型原子炉で、出力は約
110万キロワットとなる。1973年に建設認可を得たが、その後中断。2007年に建設再開に乗り出し、完成にこぎ着けた。当面は
試験運転を続け、来年初めにも本格稼働させる。