3号機格納容器1シーベルト 福島第1、写真公開 東電

(10/20 20:49 時事通信配信)

東京電力20日福島第1原発3号機で、格納容器に初めて小型カメラや放射線量計を入れて実施した調査の結果を発表した。原子炉
圧力容器から漏れた水で格納容器下部が水没している様子を画像で確認したほか、内部の放射線量が最大で毎時約1シーベルトと高い
ことが分かった。東電はロボットを使った本格的な調査方法などを検討する。

東電によると、調査は同日午前4時から同6時45分まで実施した。格納容器北西側の配管から内部に小型カメラを投入。容器の底部から
約6.5メートル上、圧力容器より下の位置から内部を撮影した。画像には水面の波紋が写っており、点検時に使用する金網状の台や設備
が水に漬かっている様子を確認した。大型の配管も見えた。

今回の調査で格納容器に大きな損傷は確認されなかった。