3号機ベントで大量放出か 福島第1原発の汚染で推計

(10/19 20:57 共同通信配信)
 
2011年3月の東京電力福島第1原発事故で、福島県や周辺地域の地表を汚染した放射性物質がどの号機からいつ放出されたかを
推定した結果を、日本原子力研究開発機構の研究グループが19日までにまとめた。3号機で格納容器ベントを実施した3月15日
夕方以降、これまで指摘されていなかった大量放出があった可能性があるという。

原子力機構原子力科学研究部門の茅野政道企画調整室長は「放出された放射性物質の総量の評価に変わりはないが、汚染の経
緯を解明する新たな手がかりとなる」としている。