除染土嚢、流出は395袋か 163袋は中身漏れも 環境省

(09/15 12:18 時事通信配信)

福島県飯舘村の除染現場から刈り取った草木などの入った土嚢が豪雨で流出した問題で、環境省は15日、流されたのは395袋に上る
との推計を明らかにした。うち314袋を14日までに発見し、191袋を回収。ただ未回収分を含め、少なくとも163袋に破損が見られ、
中身が漏れ出た可能性があるという。

除染作業の受注業者から聞き取った結果を基に推計した。中身漏れの可能性がある163袋のうち、148袋には草木などが、15袋には
汚染土が詰まっていた。同省は「全体に与える影響は大きくないのではないか」と説明している。流出した土嚢は飯舘村だけでなく、
隣接する同県南相馬市でも見つかった。

望月義夫環境相は15日の閣議後の記者会見で、「情報把握に時間を要し、住民や関係者の皆さまにおわび申し上げる」と陳謝した。