川内1号機、電気出力100% 原発再稼働から18日で 九電

(08/29 15:44 時事通信配信)

九州電力は29日、再稼働させた川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の電気出力が100%になったと明らかにした。1号機は通常時の
出力である89万キロワットに、再稼働から18日で達したことになる。

九電は11日に川内1号機で核分裂反応を抑える制御棒を引き抜く起動作業を行い、再稼働させた。14日からは発電と送電を開始していた。

発電は発生させた蒸気でタービンを回すことで可能となるが、その蒸気を水に戻す復水器と呼ばれる設備で冷却用細管5本が損傷。細管
内の海水が漏れたため、21日から出力上昇を中断した。

その後、損傷した細管に栓をするなどの対策を行ったとして、27日から出力上昇を再開。9月10日にも原子力規制委員会の検査を通過して
営業運転に移行するという。