(07/23 16:49 時事通信配信)
中部電力は23日、浜岡原発(静岡県御前崎市)で地震・津波・重大事故対策として工事している海抜22メートルの防波壁を報道陣に
公開した。2015年中の完成を目標にしており、一部の地盤改良工事や表面の仕上げを残し、ほぼ完成したという。
防波壁は津波が原発敷地内に直接入ることを防ぐため、敷地南側の遠州灘に面して約1.6キロにわたり建設した。
中部電は3、4号機について、新規制基準の適合性審査を原子力規制委員会に申請しており、17年9月までに、防波壁を含めて新基準に
対応した一連の安全対策工事を終える予定。総工費は3000億円台後半となる。