フランジ型タンク解体開始、福島 第1原発、相次ぐ漏洩で

(5/27 12:18 共同通信配信)

東京電力は27日、福島第1原発敷地内にある374基の「フランジ型」地上タンクの解体を始めたと発表した。汚染水の漏洩が
相次いだためで、来年1月末までに計40基を解体し、その後、残りも順次解体していく方針。

この日、解体が始まったのは「H2」と呼ばれるタンク群の28基のうちの1基で、タンクの天板を外した後、タンク底部に
たまっている汚染水を別のタンクに移す作業を実施。タンク1基の解体には9日間程度かかるという。

フランジ型は鋼板をボルトで締めただけの構造で汚染水の漏洩が相次いだため、漏洩しにくい溶接型への切り替えが進めら
れている。