原発比率下げの意見も 電源構成の報告書議論 経産省会議

(05/26 19:24 時事通信配信)

経済産業省は26日の有識者会議で、2030年度の最適な電源構成(ベストミックス)に関する報告書の「たたき台」を提示した。
これに対し14人の委員のうち3人は、原発依存度の一段の低減などを求める意見書を提出。この日は結論を持ち越し、報告書の
正式決定は7月以降にずれ込む見通しとなった。

4月末に経産省がまとめた電源構成の原案は、30年度の原発依存度を20〜22%とし、東日本大震災前の10年度の28.6%から下げ
ることが柱。太陽光など再生可能エネルギーは22〜24%と現在の2倍に増やす。経産省は26日の有識者会議で、これらの数値を
明記した報告書案を示した。