(4/30 20:29 時事通信配信)
東京電力は30日、福島第1原発1号機の原子炉建屋を覆うカバーの解体作業を5月15日に再開すると発表した。まずは、解体時
の放射性物質を含む粉塵の舞い上がりを防ぐため、屋根部分に穴を開け、内部に飛散防止剤を散布。その後、本格的に解体
する。2016年度下期中に完了する予定。
東電は昨年10月に解体作業に着手したが、他の工事と重なるため、同12月に一時中断。今年3月に再開予定だったが、死亡労災
事故を受けた安全点検やクレーンなど設備の準備に時間がかかり、遅れていた。