東電、福島第一原発の放射線データ全公開へ

(3/30 21:28 NNN(日本テレビ系)配信)

福島第一原発で、放射性物質に汚染された雨水が海に流出していたことを把握しながら、東京電力が公表していなかった問題
を受けて、東京電力は、測定している全ての放射線に関するデータを公開することを決めた。

東京電力は、2号機の建屋の屋上から、放射性物質に汚染された雨水が敷地内の排水路を伝って直接、海に流れ出ていたことを
去年4月から把握していたにもかかわらず、その事実を今年2月まで公表していなかった。これを受けて、地元の漁業関係者ら
から批判が相次いだため、東京電力は、福島第一原発で測定している約7万種類の放射線データを原則、全て公開することを決め、
30日に行われた社外取締役会に報告した。

今後は、準備ができ次第、ホームページなどに放射線データを掲載し、第三者機関の評価を受けるとしている。