原発事故でのストロンチウムを大熊、双葉、飯舘で確認

ストロンチウム安定同位体もあるし(安定同位体放射線を出さない)、放射性同位体であるストロンチウムストロンチウム89も
ある(半減期50.52日)から、面倒でも「ストロンチウム90」と書くか、「ストロンチウム90(以下「ストロンチウム」とする)」と
書いたほうがいいと思うけどね。読者で区別がきちんとついている人、どのくらいいるんだろうか。

///////////

(3/22 福島民友ニュース配信)

原子力センターは21日、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質について県内56地点を計測した結果、大熊、双葉両町、
飯舘村原発事故に由来するストロンチウム90を確認したと発表した。
 
同日の日本原子力学会の大会で明らかにした。同センターは原発事故前の2005(平成17)年にストロンチウムを計測していた56地点
の測定データを参考に、同じ地点で事故後の11年8月に土壌を採取。両者を比較することで、原発事故前後のストロンチウムの変化を
調べた。

変化が明確だったのは大熊町夫沢が最大で、05年は検出限界値以下だったストロンチウムが事故後は土壌1キロ当たり81ベクレルとなっ
た。飯舘村深谷は同2ベクレルから18ベクレル、双葉町郡山は同3ベクレルから15ベクレルで、同センターはこの3地点は原発事故に由来
するストロンチウムとみている。