原発、複数機関が評価 柏崎刈羽の安全対策で 東電

(3/9 21:51 時事通信配信)

東京電力が、再稼働を目指す柏崎刈羽原発(新潟県)の安全対策を強化するため、国内外の複数機関の評価を受けることが9日、
分かった。国内原子力事業者の自主規制組織である原子力安全推進協会から組織管理や意識面を含めた総合的な安全性評価を
5月をめどに受ける。危機管理などについては、米国の原子力事業者に点検を要請することを検討する。

原発再稼働で、地元自治体や住民の信頼を確保するには、原発設備を主な対象とする原子力規制委員会の審査に合格するだけ
でなく、重層的なチェックが必要と判断した。東電は福島第1原発で汚染された雨水が海に流出していた事実を公表せず、原発
の管理運営で信用失墜の危機に直面している。複数機関の指摘を踏まえ、柏崎刈羽原発で実効性のある安全対策を講じたい考え
だ。