東電「作業の手順不十分」 死亡事故相次ぐ 福島原発

(1/20 20:55 時事通信配信)

東京電力福島第1、第2原発で作業員の死亡事故が相次いだことを受け、東電の姉川尚史常務は20日、本社で記者会見し「原則として
守るべき手順、行動が不十分だった」と陳謝した。両原発とも21日の作業を原則休止し、安全対策などを総点検する。

会見では、作業工程が厳しいのではとの質問が出た。姉川常務は、第1原発では汚染水処理や放射性物質の飛散を防ぐ舗装など、現場
の安全性を高める作業が多いと説明。「どう迅速に進めるかという立場で作業する人が多い。善意で作業を進展させようとしたことが
災いした」と述べた。