福島、中間貯蔵施設に1千億円 施設整備で15年度予算案

(1/10 02:00 共同通信配信)

東京電力福島第1原発事故に伴う除染廃棄物を保管するため福島県内に建設する中間貯蔵施設をめぐり、政府は2015年度予算案
に約1千億円を盛り込む方針を固めたことが9日分かった。建設用地の取得や施設の整備などに充てる。  環境省が昨年8月に
まとめた概算要求では、建設受け入れをめぐる福島県との交渉が難航していたため金額を未定としていた。政府は中間貯蔵施設
の敷地として第1原発周囲の約16平方キロを取得する計画。福島県が昨年8月末に受け入れを表明。施設は最長30年間、廃棄物を
保管し、建設費や運営費など総費用は約1兆1千億円の見込み。