北陸電、志賀原発で安全対策追加 工事完了は15年度末

(12/24 19:21 共同通信配信)

北陸電力は24日、敷地内断層の活動性をめぐり議論が続く志賀原発(石川県志賀町)で、地震や火災対策を強化するための工事を
追加する方針を示した。影響で安全対策工事の完了時期は当初計画より約1年遅れ、2015年度末となる。費用も計約1100億円から
計1500億〜2千億円程度に増える見込み。  重大事故の際に現場に指示を出す指揮室は、1号機の南約130メートルにある緊急時
対策棟の1階に設ける予定だったが、放射線対策として壁を厚くする必要があるため、同棟の隣に増築することに変更した。2号機
のケーブルやモーター内の油があるエリアで火災感知器など防火設備も補強する。