福島で甲状腺癌増加か 子ども4人、放射線影響か確認

(12/24 02:00 共同通信配信)

福島県の全ての子どもを対象に東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べる甲状腺検査で、事故直後の1巡目の検査では
「異常なし」とされた子ども4人が、4月から始まった2巡目の検査で甲状腺癌の疑いと診断されたことが23日、関係者への取材で
分かった。25日に福島市で開かれる県の検討委員会で報告される。甲状腺癌と診断が確定すれば、原発事故後に癌の増加が確認さ
れた初のケースとなる。調査主体の福島県医大は確定診断を急ぐとともに、放射線の影響かどうか慎重に見極める。1986年の
チェルノブイリ原発事故では4〜5年後に子どもの甲状腺癌が急増した。