福井県、小浜市でもヨウ素剤配布 大飯原発5キロ圏

(12/23 16:59 共同通信配信)

福井県は23日、関西電力大飯原発(同県おおい町)から5キロ圏の小浜市内の住民に、原発事故時に甲状腺被曝を抑える安定ヨウ素剤
を事前配布した。県によると、対象は来年4月1日時点で3歳以上となる約270人。国の原子力災害対策指針に基づく措置で、福井県では
既に、関電高浜原発美浜原発から5キロ圏の高浜町美浜町の住民を対象に配布しているが、原発立地自治体以外では初めて。この日、
小浜市内の公会堂などでは、医師らが安定ヨウ素剤の服用方法や副作用について説明。住民が記入した問診票を基にアレルギーの有無
や病歴を確認し、問題のない人に配った。