福島原発の放射性物質を検出 太平洋流れ、米西海岸に 研究所

(11/15 16:27 時事通信配信)

【ロサンゼルス】米ウッズホール海洋研究所は14日までに、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質カリフォルニア州
北部の沖合で検出されたと発表した。8月に採取された海水から検出されたもので、米国では初めて。

同研究所は、同州ユーレカの沖合約150キロの地点で放射性セシウム134を検出。半減期が2年で自然界には存在しないため、2011年
福島原発事故で放出されたものと判断されるという。濃度は1立方メートル当たり2ベクレル以下で、人体や海洋生物に影響を及ぼ
す水準を大きく下回っている。