浜岡原発の廃炉作業公開 1、2号機、36年度に完了 中部電

(11/04 16:47 時事通信配信)

中部電力は4日、浜岡原発静岡県御前崎市)の1、2号機で行っている廃炉作業を報道公開した。商業原発軽水炉では初の廃炉で、
2036年度に完了する予定。

同社は09年1月に1、2号機の運転を終了し、その後、廃炉作業を順次開始。現在は全4段階のうち第1段階に当たる解体工事準備期間
として、燃料の搬出や放射性物質による汚染状況の調査、汚染されていない設備の撤去、配管内などの系統除染を進めている。

この日は、重油タンクを撤去した跡や、これから撤去する主要変圧器などを公開した。同社浜岡地域事務所総括・広報グループの
村松立也専門部長は「これから、だんだん原子炉領域に近づいてくる。これまで以上に注意を払って、安全第一に進めていく」と話
した。