3号機の飛散1100億ベクレル 福島第1、コメに影響否定 規制委

(10/31 17:27 時事通信配信)

東京電力福島第1原発で昨年8月、3号機原子炉建屋の瓦礫を撤去する際に大量の放射性物質が飛散した問題で、原子力規制委員会
31日、飛散した放射性セシウムの量は1100億ベクレルとの推計値を明らかにした。

1100億ベクレルは、当初東電が示した推計値の10分の1程度。この問題では約20キロ離れた福島県南相馬市のコメを汚染した可能性
が指摘されたが、規制委の更田豊志委員は「南相馬のコメに飛散が及んだと考えるのは非常に難しいだろう」と話した。ただ、コメ
の汚染原因については「ここだけで議論できるものではない」と述べるにとどまった。