噴火予測に「限界、曖昧さ」 原発の審査でも 日本火山学会

(11/04 15:36 時事通信配信)

日本火山学会は4日までに、火山の噴火予測では「限界、曖昧さの理解が不可欠」などとする提言をまとめた。原発の火山対策を
審査するための原子力規制委員会の基準についても「このような噴火予測の特性を十分考慮し、慎重に検討すべきだ」と訴えた。

提言は福岡市で開かれた2014年度の秋季大会でまとめられた。大量の火山灰や火砕流が噴出し、日本で平均1万年に1回程度起きて
いる巨大噴火について「関係省庁を含めた協議の場が設けられるべきだ」と指摘。「結果は原子力施設の安全対策向上などに活用
されることが望ましい」と要請した。