建屋カバー、下旬にも解体着手 福島第1原発1号機

(10/11 02:00 共同通信配信)

東京電力福島第1原発事故の水素爆発で大破した1号機を覆っている建屋カバーについて、東電は、予定が大幅に遅れていた解体作業を今月下旬
にも開始することが10日、関係者への取材で分かった。カバー解体後、建屋内に残る瓦礫を撤去する。1号機の建屋カバーは、原発事故後の2011
年10月に放射性物質の飛散を防ぐため設置。当初は13年度中に解体する予定だったが、瓦礫撤去に使うクレーンが壊れるなどして計画がずれ込
んだ。昨年8月には、3号機の瓦礫撤去作業で放射性物質が飛散し数十キロ離れた水田のコメなどを汚染した可能性が指摘され、1号機でも懸念の
声が上がっていた。