栃木知事が最終処分場候補地視察 塩谷町の国有林

(9/24 12:52 共同通信配信)

東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場をめぐり、栃木県の福田富一知事は24日、県内の候補地に選ばれた塩谷町上寺島の国有林を初めて視察した。

福田知事は「机上では分からない自然の豊かさを感じた」と述べる一方で「最終処分場を整備して安全な状態にしてほしいという声にも応えないと
いけない」と施設の必要性を強調した。視察では、環境省側が水源との距離や地形を説明し、福田知事が土砂崩れの危険性などを質問した。県が
独自に設けた有識者会議の委員6人が同行し、国有林近くにあり、町が受け入れ反対の理由の一つに挙げる尚仁沢湧水も訪れた。