中古タンク、39基 福島第1の汚染水保管 東電

(7/30 21:01 時事通信配信)

東京電力は30日、福島第1原発で汚染水を保管するタンクのうち、中古品が39基あると発表した。水漏れを防ぐ止水材などの部品は新品に
取り換えており、東電は「性能に問題はない」と説明しているが、耐久性を疑問視する声が上がっている。

東電によると、中古タンクは2011年4〜5月に設置した20基と、13年4〜5月設置の19基。13年設置分には高濃度の汚染水をためている。

中古品は、いずれも鋼板の間にゴム製のパッキンを挟んでつなぎ合わせる簡易型のタンク。簡易型は6月24日現在、332基使用されている。
昨年8月に同型タンクで約300トンの汚染水漏出が発覚したのを受け、東電は9月からより強固なタイプのタンクに移し替える作業を始める
予定。