モニター異常値、原因特定されず 部品は交換 浜岡原発

(7/30 21:00 時事通信配信)

中部電力は30日、浜岡原発(静岡県御前崎市)の第2焼却炉の排気に含まれる放射性物質を調べるモニターが、放射性物質の放出が
なかったのに異常値を示した問題について「設備に異常は確認されなかったが、一過性の不調により値が上昇した可能性は否定
できない」とする調査結果を発表した。

同社はモニターの部品を新しいものと取り換えた上で、焼却炉の運転を再開する予定。

モニターは18日午後、自然放射線濃度を超える数値を計測。同社は焼却炉を止め、モニターに設置されたフィルターを調べたが、
放射性物質は検出されなかった。その後の調査でも、計器に影響を与える作業は当時行われていなかったことが分かった。