深層地下水も汚染 トリチウム4700ベクレル 福島第1

(06/25 21:07 時事通信配信)

東京電力福島第1原発放射性物質に汚染された地下水が海へ流出している問題で、東電は25日までに、より深い層にある地下水も
汚染されていたと発表した。東電は従来、汚染地下水の地中への浸透について否定的な見方を示していたが、地中深くに浸透して
いる可能性が浮上した。

東電によると、1、2号機タービン建屋の海側で、4日に採取した地下約25〜30メートルの深さの地下水から、1リットル当たり4700
ベクレルのトリチウムが検出された。この深さでのこれまでの最高値で、東電が地下水を海に放出する際の目標値として定めた同
1500ベクレル未満を上回る。