審査の「値踏み」するな 電力会社の姿勢批判 規制委

(06/25 18:48 時事通信配信)

原発などの安全審査で、電力会社などの申請不備が相次いで指摘されたことをめぐり、原子力規制委員会の田中俊一委員長は
25日の定例会合で、「審査の『値踏み』をするような申請の仕方は避けてほしい」と事業者の姿勢に苦言を呈した。

規制委が進める安全審査では19日、日本原燃が再処理工場(青森県)について提出した申請書に対し、重大事故時の具体的対
応策が記載されていないなどとの指摘が続出。17日の東北電力東通原発(同)、日本原子力発電東海第2原発茨城県)の審査
でも、想定される被曝量の具体値が決まっていなかったり、他の原発の審査で指摘された地震についての検討がなかったりなど
の不備があった。