「原発停止で安全文化低下」 事業者自主組織の代表 規制委

(04/22 21:28 時事通信配信)

原子力規制委員会は22日、原発の安全性向上を目指す原子力事業者の自主規制組織「原子力安全推進協会」
(JANSI)の松浦祥次郎代表らと、初めて意見交換した。

原子力安全委員会委員長を務めた松浦代表は席上「(原発が)長く止まった状態にあると、安全文化的
要因はマイナス方向に行く」と指摘。「安全性がしっかりしないときちんと動かすことが難しいと同時に、
きちんと動くようにならないと安全文化も高まらない非常に難しい状況にある」と述べた。

規制委の田中俊一委員長は「東京電力福島第1原発事故で何を学び、どう取り組んでいるのか事業者は発信
していない」と苦言を呈した。