井戸の水、くみ上げ再開 再測定で基準下回る 福島第1

(04/24 11:54 時事通信配信)

東京電力福島第1原発の地下水バイパス計画のくみ上げ用井戸から放出基準を超える放射性物質が検出された
問題で、東電は24日、再測定の結果を踏まえ、この井戸のくみ上げを再開したと発表した。

12ある井戸のうち1本で、15日に採取した水のトリチウム濃度が放出基準(1リットル当たり1500ベクレル)
を100ベクレル上回っていた。東電は、同じタンクに集める他の井戸からの水に影響が出ないよう、この井戸
のくみ上げを中断。その後3回にわたる測定結果が同1200ベクレルに落ち着いているため、24日午前10時半ごろからくみ上げを再開した。