政府、米にプルトニウム返還へ 不拡散アピール

(2/26 02:00 共同通信配信)

日本政府は、米国などから冷戦時代に研究用として提供された核物質プルトニウム
を返還する方向で最終調整に入った。オバマ米政権が核物質や原子力施設を防護・
保全する「核セキュリティー」強化の観点から早期返還を求めており、日米同盟重
視や、核不拡散に取り組む姿勢をアピールする必要があると判断した。複数の政府
関係者が25日、明らかにした。 安倍晋三首相は3月24、25両日にオランダで開かれ
る「第3回核安全保障サミット」に出席し、核テロ対策の強化を表明したい意向だ。
それまでに米国との合意にこぎ着け、核不拡散の具体的な成果として公表すること
を目指す。