被曝最大32ミリシーベルト 4号機燃料取り出し、東電試算 福島第1

(02/27 20:58 時事通信配信)

東京電力は27日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールで行われている燃料取り出し
作業について、完了するまでの作業員の被曝線量は最大で約32ミリシーベルトに上ると
の試算を明らかにした。

東電によると、取り出した燃料を収納する保管容器の取り扱い作業で比較的被曝線量が
高く、作業員1人当たりの平均で約12ミリシーベルト、最大で約32ミリシーベルトと見
積もった。

燃料をプールから取り出す際の燃料取扱機の運転作業で平均約7ミリシーベルト、最大
で約12.5ミリシーベルトの被曝を予想した。東電は「放射線の遮蔽対策を進め、作業員
の被曝低減に努める」と話している。