川内1号の老朽化審査開始 「運転前提」は新基準初 規制委

(01/31 11:16 時事通信配信)

7月に運転開始30年を迎える九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市
の高経年化(老朽化)対策の妥当性を審査する原子力規制委員会の審査会合
が31日、開かれた。九電側は「健全性に影響はなく、安全な運転継続が可能」
と説明した。

運転開始から30年以上経過した原発は、10年ごとに老朽化対策を盛り込んだ
保守管理計画を提出し、認可を受ける必要がある。1984年7月に営業運転を開
始した川内1号機は再稼働に向けた安全審査も申請中で、新規制基準施行後、
運転を前提とした老朽化対策の審査は初めて。