東通原発、工事再開「未定」 青森知事と会談 東電社長

(01/31 11:07 時事通信配信)

東京電力の広瀬直己社長は31日午前、青森県庁を訪問し、三村申吾知事と会談した。
広瀬社長は会談後、記者団に対し、福島第1原発事故後に建設を中断した東通原発
(同県東通村)について「工事再開の時期は未定」と述べた。その上で、新たな総
合特別事業計画(再建計画)が政府認定を受けたことを踏まえ、「まずはしっかり
会社に体力を付け、福島での責任を果たしていく」と強調した。

広瀬社長はまた、原子力規制委員会で安全審査が始まった日本原燃の使用済み核燃
料再処理工場(同県六ケ所村)に関して「しっかり動かしてもらいたい」と表明。
東京都知事選で原発の是非が争点となっていることには「いろいろ議論されている
と受け止めている」と述べるにとどめた。