東電社長、東通原発の重要性強調 村長は建設再開要望

(1/30 12:35 共同通信配信)

東京電力の広瀬直己社長は30日、福島第1原発事故後に建設を中断した東電東通
原発のある青森県東通村を訪れ、越善靖夫村長に「東通原発の重要性を強く認識
し、(再開を目指して)しっかり対応できるようにしたい」と説明した。越善
村長は、建設再開を総合特別事業計画(再建計画)で明示するよう要望した。

広瀬社長は会談後、建設計画の「変更は全く考えていない」と記者団に述べ、断
念の考えはないと強調したが、具体的な再開時期には言及しなかった。村は工事
早期再開を求める要望書を東電に提出しているが、政府が1月認定した東電の新
しい再建計画に東通原発の扱いは盛り込まれなかった。