5キロ圏住民避難に6時間必要 石川、志賀原発事故を想定

(1/29 18:15 共同通信配信)

石川県は29日、北陸電力志賀原発(同県志賀町)で重大事故が発生した際、原発から
半径5キロ圏内の住民約4千人が、半径30キロ圏内の「緊急防護措置区域(UPZ)」の外
に避難するには6時間が必要とする避難シミュレーションを公表した。国のガイドライ
ンに沿った試算で、県によると、東京電力福島第1原発事故を踏まえ、平日の日中に志
原発で事故が起き、半径5キロ圏内に避難指示が出されたと想定。圏内の住民の40%
自主避難し、95%が自家用車を利用するとの条件で避難時間を算定した。