「氷の壁」設置工事を開始 汚染水の流出食い止め

(1/29 17:54 共同通信配信)

東京電力は29日、福島第1原発放射性物質を含む汚染水が海に流出するのを防ぐ
ため、2号機のタービン建屋海側で「氷の壁」の設置に向けた工事を始めた。第1
原発では、1〜3号機で溶けた燃料を冷やすため原子炉に注水しているが、汚染水
となって建屋地下にたまり、一部が海側にあるトレンチと呼ばれる地下道に流れ
込んでいる。トレンチは地震で破損し、地中に漏れ出た汚染水が海へ流出してい
るとみられる。