活断層評価など論点に 再処理工場審査で規制委

(01/28 11:06 時事通信配信)

原子力規制委員会は28日、日本原燃が建設中の使用済み核燃料再処理工場
青森県六ケ所村)などの安全審査会合を開き、今後の審査で重点的に調
べる論点を示した。

規制委は、下北半島沖の大陸棚外縁断層(長さ約84キロ)について、原燃
が「活断層ではない」とする科学的根拠を要求。敷地が広大なため、場所
によって想定される地震の揺れが異なる可能性も検討するよう求めた。ま
た、新基準で義務付けられた重大事故対策の設計方針や、準備している対
策の有効性評価なども論点とした。

これに対し、原燃の担当者は「示された論点を踏まえて、詳細に説明して
いく」と述べた。