加美町、処分場反対の意見書可決 臨時町議会開催

(1/27 17:49 共同通信配信)

東京電力福島第1原発事故で発生した1キログラム当たり8千ベクレル超の
放射性物質を含む「指定廃棄物」をめぐり、環境省宮城県内最終処分場
の候補地の一つに挙げた加美町で27日、臨時町議会が開かれ、候補地から
除外するよう求める意見書を全会一致で可決した。意見書は「年間約87万
人が訪れる薬らい山観光への影響や、地滑り、雪崩による自然災害の恐れ
を考慮しておらず、疑問を感じる」と指摘。「候補地選定は地域の地理的
条件や実情、特性の考慮に欠け、日常生活を脅かすもので、到底応じられ
ない」としている。